2016年2月9日(火)に、昨年大震災に見舞われたネパールから、災害看護の活動等の視察のために、ネパール看護協会長ら4名が高知を訪問されました。また、Role of Nurese in Disaster Risk Management of Nepalと題して講演を頂き、DNGLの学生も参加しました。講演会では、これまでネパールで起きた地震災害も踏まえ、今回の地震の特徴や被害の状況および看護職の活動を説明して頂きました。ネパールへは、これまで神原准教授を中心に、学生も参加して高知から4回訪問しており、これまでの研究活動についても、報告がありました。 また、高知県の活動として、高知県立大学に隣接する高知医療センターを訪問され、基幹災害拠点病院としての機能や、医療施設における看護の役割などの説明を受け、施設の視察を行いました。高知県看護協会では、県協会が独自に作り上げている「地域災害支援ナース制度」の説明を受け、看護協会員でなくとも地域の看護職が災害時に支援活動ができるシステムを学びました。更に、地域の防災施設として、津波避難タワーを見学し、海の無いネパールとは異なる環境での防災対策を学ばれていました。 12日(金)には、高知県庁を訪問し、危機管理部南海トラフ地震対策課から、南海トラフ巨大地震対策の取組みについて説明頂き、学んだことをベースに帰国後防災に関して行政に働きかけたいと感想を述べられていました。